そういえば、会話の中でどういう流れか「桜の葉っぱが3枚も付いた桜餅を食べたら塩辛かった」という話になった。
谷根千に散歩に行く途中で立ち寄った、神道系新宗教・大本で食べた桜餅のことだ。
「それ、長命寺の桜餅じゃない?」
なんそれ?!と聞いたら、『長命寺桜もち』は1717年(享保二年)創業の桜餅の元祖で、塩漬けした桜の葉を3枚も使って餅を完全に覆っちゃうスタイルで有名なんだって。
た、たしかに「これ、ちょーめーじの桜餅ですよ」と出された。
でも聞き慣れないワードだったので、教団の呪文か?と普通に聞き流したのだが、ちょーめーじって長命寺か?!
わざわざ言ってきたということは「あの有名な長命寺桜餅ですよ!」的なアピールだったのかもしれない。「えぇっ!あの長命寺の?!」的なリアクションを期待されていたのかもしれないが、何の反応もしてあげられなかった。
だって、ちょーめーじが長命寺だと知っても「なんそれ?」だもの。
今さらだが、長命寺桜もちのサイトを見てみた。
っていうか、サイトのドメインが『sakura-mochi.com』って…さすが元祖!!
こんなことが書いてあった。
当店では、桜葉をはずしてお召し上りいただくことをお勧めいたします。
葉をはずして、お餅にうつった桜葉の香りと餡の風味をお楽しみください。
桜葉は、お餅の香りづけと乾燥を防ぐためにつけてあります。
ですよねーーっ!?
ちゃんと食べる前に聞きましたよ。
「葉っぱ3枚も付いてるけど、葉っぱも食べるんですか?」って。
そしたら大本の人が「そうです」って言うから「そなの?」と疑問に思いながらも食べたのに……
騙された!!
雰囲気が全然カジュアルじゃなかったから、改まった感じで「そうです」言われたら食っちゃうだろ。
作った張本人が「葉をはずして食え」って言ってるんだから、そうなのだ。
食ったオレが「葉をはずした方が美味しかったはず」と思ってるんだから、はずして食うべきものだったのだ。
でも、意外だったのがちゃんと専門店の桜餅を出してくれてたんだな。
ずっと教団のババアが裏で手作りしたやつを出してきたと思ってた……
だから桜の葉を3枚も使った見たことがない桜餅なのだろう、教団スタイルの桜餅なのかしら?と自分なりに納得してたのに。
まさか桜餅界で超有名なお店(知らんけど、そうらしい)の桜餅を出してくれていたとは……
感動した!!入信するっ!!
とは、ならない。
有名な桜餅を出されたくらいではオレはなびかない。

