スローガン特集

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「淫乱、酷薄、悪虐、非道、あらゆる形容を超えた毒獣アメリカ女!」(雑誌『主婦の友』昭和20年1月号より)

こんばんわ。

文化大革命のときの中国では、管制室と航空機の会話に毛沢東語録や政治スローガンを加えなければならなかったそうです。

「毛主席の指し示す航路に沿って、勝利・前進せよ!」

そんなわけで、皆さんも会話にいちいち政治家の語録やスローガンをぶち込めるように色々な語録・スローガンを知っておかなければいけません。

「人民!母国!トルクメンバシュ!」

実際に古今東西で使われていたスローガンや政治家の語録を勉強して、せめて党内序列5位以内を目指しましょう。

出だしから過激なスローガンと、面倒くさい文になっていますが、なんせ会話にスローガンを加えないといけないもんで・・・

『ポルポトの小さな赤い本』という本(洋書)に、カンボジアのクメール・ルージュが実際に使っていたスローガンがいくつも載っています。

「誤って敵を助けるよりも、誤って無実の人を殺した方が良い」

「誤って捕まえることは許されるが、誤って解放することは絶対にない」

超やべぇ~、クメール・ルージュ・・・そもそもが、間違っちゃうことを前提にしてるし。

「もし古い社会という病に侵されているなら、治療薬としてレーニンを服用しよう」

意味わからん。

ジンバブエのZANU-PF青年民兵組織、通称『緑の爆撃団』のスローガンです。

「ムガベは死なない。もし死んでも腐らない。もし腐っても臭くない」(原文:VaMugabe havafi. Kana vakafa havaori. Kana vakaora havanhuwi)

否定文の直後に仮定文がくるという滅茶苦茶なスローガンです。

「もし~」の仮定文で延々と続くのであれば、このスローガンの後も気になるところではあります。

「もし臭くても消臭スプレーは使わない」みたいな?

ひぃぃ、オレ絶対に粛清されるぅ!!

ムガベが昔に使っていたスローガンとしては・・・

「支配する力は銃身から来る」(原文:Simba rokutonga rinobva mumuromo wepfuti)

武力による支配を宣言するスローガンとなっております。

2008年の大統領選挙の時にムガベが使ったスローガンはこちら。

「私に投票するか、死か」

これ、アルゼンチンのペロン主義者たちが「ペロンか、死か」というスローガンを使ってたのをパクったんじゃね?

「黒いヒットラー」を自称するムガベは、白人を極端に嫌っています。

「信頼できる唯一の白人は、死んだ白人である」

「我が党は我々の真の敵である白人の心に恐怖を与え続けなければならない」

「白人はアフリカの先住民ではない。アフリカはアフリカ人のためのもの! ジンバブエはジンバブエ人のためのもの!」

歴史上最悪のハイパーインフレと、経済崩壊、コレラの蔓延で国民の半分以上が食糧危機に陥ったジンバブエに、国際社会は人道的支援として食糧を送った時のムガベ語録。

「我々は空腹ではないのに、なぜ我々に食べ物を押し付けるのだ? 我々はこれ以上食べ物で喉を詰まらせたくはない。我々は満腹なのだ」

お前は満腹かもしれんが、「我々」と複数形にされると困っちゃうのが国民。

南アフリカのアイコン的存在であるネルソン・マンデラ元大統領の語録は、ムガベとの格の違いを見せつけます。

「教育は世界を変えるための最も強力な武器である」

「もし敵との間に平和な状態を作りたいのであれば、敵と一緒に仕事をすることです。それによって敵からパートナーになるのです

「私は人種差別を嫌悪します。人種差別の意識が黒人からのものであろうと、白人からのものであろうと野蛮であると考えるからです」

「美しい南アフリカにするという夢には、達成するための二つの道があります。これらの道には『善』と『赦し』と名前を付けることが出来ます」

隣同士の国なのに、ムガベと全然違うマンデラ。

当たり前だけど、仲は良くないようです。 ウィキリークスによれば、2008年のジンバブエ大統領選挙の前にマンデラがムガベに立候補しないよう書簡を出してみたいです。ムガベは拒否してるけど。去年かおととしか忘れたけど、国際会議の席上でムガベは「マンデラは死んだ」と失言してちょっとした問題になってたし。

以前、アメリカのオバマ大統領が「Yes, we can」というネタで一世を風靡しましたが、オバマ大統領が使うよりも6年も前からそのスローガンを使っていたという人がいます。

タタールスタン共和国のミンチメル・シャイミーエフ大統領です。

Без булдырабыз!

タタール語で「we can」という意味です。オバマ大統領がパクったんです。

投げ銭Doneru

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