凶悪スパーム・ハーベスターの『今』

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相変わらずブログの引っ越し作業をしていたら、5年前にこんな記事を書いていたのを見つけました。

最近のアフリカのニュースをご紹介。 ナイジェリア ナイジェリアの南西にあるオグン州サンゴ・オタで先月27日にお祭りがありました。 そのお祭りで若者同士...
先日書いたジンバブエの「スパーム・ハーベスター事件」の件・・・ ちょっと色々調べてみました。 ジンバブエ大学が「HIV/AIDSが蔓延する時代におけ...

ジンバブエ男性たちを震撼させた凶悪犯罪者『スパーム・ハーベスター』。

横文字だと何だかカッコいい感じもしちゃいますが、要は精子強盗のことです。その犯行目的は過去記事『闇シンジケート』に書いてあります。

2011年以降に目立ってきた強盗で、拉致後に女たちで被害男性を廻して精子を搾取するという犯罪なわけですが、他にも乳飲み子を抱いた母親を襲って搾り取る母乳強盗とか、ドレッドヘアの人を襲って草刈りばさみで伐採するドレッド強盗などなど、数あるアフリカの凶悪犯罪の中のひとつですね。

最近のアフリカは、どちらかと言えばアルビノ(先天性色素欠乏症)狩りとか、ハゲ(後天性毛根死滅症)狩りの方が欧米メディアにも取り上げられてニュースとして広まっている印象があります。

さてあれから5年、ワタクシも別にスパーム・ハーベスター・ウォッチャーではないので精子強盗事件のその後のことなんて全然気にしていませんでしたが、久しぶりに調べてみました。

すると・・・昨年12月にも報道されているので、どうやら今も普通にあるようです。

最近は『スパーム・ハーベスター(精子採集者)』の他に『スパーム・バンディッツ(精子盗賊)』や『ザーメン・バンディッツ(精液盗賊)』とも呼んだりするみたい。

南アフリカ・ポロクワネ

ジンバブエにとどまらず、隣国南アフリカでも事件が起こっているようです。

リンポポ州にあるポロクワネは、ヨハネスブルグからジンバブエ国境までを結ぶ国道1号線上にある町です。もう少し北に位置するマカドには泊まったことがあるけど、ポロクワネは通り過ぎたことしかないな。

2017年12月13日付の報道によると、リンポポ州ポロクワネで男性ヒッチハイカーが2人組の中年女性に銃を突き付けられ“謎の液体”を飲まされた後に輪姦されました。

被害男性は、その後ポロクワネから東に約90km離れたツァニーンの中心街で捨てられ、ツァニーン警察署に駆け込んだため事件が発覚しました。なお被害男性は入院しています。

警察では精液盗賊団による犯行とみて捜査を進めていますが、未だ容疑者は特定できていない模様です。

ツァニーン警察の広報担当ンゴエペ警部は「このような凶悪な事件が起きることを防ぐために、皆さんは常に信頼できる公共交通機関を利用してください」と声明を発表。

ジンバブエ・チトゥンギザ

ジンバブエ北東部、東マショナランド州チトゥンギザで事件発生。

2017年7月10日付の報道によると、39才の男性教師がバス停でバスを待っていたところ、ダークブルーのBMWに乗った3人組の女性たちから「乗せてあげる」と誘われました。

車に乗った男性教師にソフトドリンクを勧めてきた女性たち。それを飲んだ男性教師は意識を失くし、次に目を覚ましてみると暗い小部屋の中で手を縛られていました。

目覚めた男性教師に、女性たちはさらに別の“謎の液体”を飲むよう強制。男性教師が拒否したところ1人の女性が銃を取り出し「殺す」と脅迫。

結局それも飲んだ男性教師は、その後女性たちから繰り返し輪姦・・・監禁されてから50時間後に誘拐されたバス停から30キロ離れた砂利道に捨てられました。

男性教師に薬物を投与していること、男性器に複数の打撲痕が残っていることなどから、ヒッチハイカーを狙う精液盗賊団による犯行と思われ、警察は南アフリカナンバーのBMWを追跡しています。

被害に遭った男性教師は入院しましたが、容態は安定しているとのことです。

ちなみに同月28日に、同じ東マショナランド州のムレワで17才と19才の未成年の男の子2人(従兄弟同士)が、トヨタ・ラウムに乗った4人組の女性たちに謎の液体を顔面にスプレーされ誘拐。2時間にわたって輪姦された後に、誘拐された場所と同じ場所に捨てられる事件も発生しています。

ただ、これは精液盗賊団による犯行かどうかは不明とのこと。

また同じ28日に、ジンバブエ第二の都市ブラワヨで男性牧師が3人の女性から輪姦されていますが、これは精子強盗目的ではありませんでした。21才、23才、25才の女性容疑者たちの供述によると「神に仕える身であると主張する牧師を矯正するため」の犯行だったようです。

まぁ、ざっくり言うと聖職者を性職者にしてやろうか?!的な犯行ってことですね。

ちなみに牧師は入院しています。

ジンバブエ・ルパネ

北マタベレランド州ルパネ。この町はビクトリアフォールズとブラワヨを結ぶA8号線上にあり、走り抜けたことはあります。

2017年2月22日付の報道によると、ブラワヨに向かおうとしていた男性教師は南アフリカナンバーのトヨタ・クァンタム(ハイエースの南ア仕様)に乗せてもらいました。

被害に遭った男性教師によると、4人組の女性容疑者たちはンデベレ語の他に聞きなれない言語も話していたとのことです。

突然車を止めた容疑者たちは、男性教師に目隠ししたうえに手足を縛りあげ“謎の液体”を飲むよう脅迫。その後、何時間も女性たちから輪姦され精液を搾取された男性教師は、翌朝5時に全裸の状態で道路脇の茂みに服と一緒に捨てられたそうです。

男性教師はルパネ警察署に被害届を提出後、セントルーク病院に搬送されました。

北マタベランド州警察の広報ンカラ警部は「疑わしい精液盗賊団の逮捕につながるような、どんな些細な情報でも最寄りの警察署に報告してください」と訴えています。

ジンバブエ・ブラワヨ

ジンバブエ第二の都市ブラワヨ。ちなみに、ジンバブエで最も治安が悪いとも言われるキャラバン・ウェイという通りのど真ん中にあるキャンプ場でキャンプしたことがありますが、そのキャラバン・ウェイから5分ほど離れた6thアベニューで事件が起こりました。

2016年2月8日の夜8時ごろ、ブラワヨ郊外のカウドレーパークに向かおうとしていた男性は、女性3人組が乗った白のトヨタ・クレスタに乗せてもらうことになりました。

カウドレーパークに向かう道を外れ、ビクトリアフォールズ通り沿いの見通しの悪い場所で車を止めた女性たちは男性を輪姦。1人はコンドームを使っていたものの、他の2人は使っていなかったとの報告です。男性を捨てた後、女性たちは搾取した精子と共に逃げ去ったとのこと。

ブラワヨ警察の広報シマンゴ警部は、指定されていない場所での乗車は危険が伴うので止めるよう市民に要請しています。

ジンバブエ・グウェル

ジンバブエ第三の都市グウェルでも事件です。

2015年9月23日付の報道によると、コンビ(ワンボックスの乗合タクシー)の運転手であるエドソン・ンキワネ被告(30)の裁判が始まりました。

検察側の起訴内容によれば、9月14日に男性運転手ンキワネ被告は18才の男性ホームレスを自宅に連れ込み、口を使って男性ホームレスの精子を搾取してボトルに採集した強制わいせつ罪に問われています。

一方、ンキワネ被告は起訴内容を全面否定。「ホームレスを自宅に招き入れ、お風呂に入れ、清潔な服と寝室を与えた自分は“善きサマリア人”であり、口も使っていないし、精子をボトルに集めてもいない」と、イエス・キリストの隣人愛の例え話を持ち出して反論。

残念ながらこの裁判の続報を見つけることが出来なかったんだけど、予想では無罪になっていると思う。ボトルに入ったホームレスの精子をンキワネ被告の自宅から押収しているとか物的証拠がない限り、立証は難しいかと。

合法スパーム・ハーベスター

上に挙げた事件は全て『強制』だから犯罪になるわけで、当然のことながら男性の合意があれば採集自体は合法なことです。

5年前に読んだジンバブエ大学の研究論文だと運気アップのためには『強制採取』であることに価値があるみたいなんですが・・・「アタシは運気とか気にしない!精子なんて、ただ売ってお金にするためだけのもの!」という合法ハーベスターも存在するようです。

乳児を遺棄した罪に問われたある裁判で、そんな合法ハーベスターの存在が明らかになっていました。

2017年2月22日付の報道によると、ジンバブエの東マショナランド州ムレワに住むメモリー・テテ被告(40)が乳児遺棄の疑いで逮捕されました。

彼女は人妻で、36才の夫との間にすでに4人の子供がいます。夫は長いこと南アフリカに出稼ぎに行っており「確かに私はセ○クスに飢えていました」と証言。

5人いたセフレの内、19才のトライモア・チブエは「2012年、ボクが13才の時から情事を重ね、1日10回はヤッていました。彼女は精子を貯めて、ある程度貯まったら売るために南アフリカに行っていました」と証言。

裁判では、このトライモア・チブウェの他にマジマイ・ネツァイ、ギデオン・マファナ、首都ハラレ在住のクレメンス・チホタ、サムソン・ヌドロブと、セフレ全員の実名が晒されています。

遺棄した乳児は、クレメンスかサムソンのどちらかの子とのこと。

なお、メモリー被告は「ボーイフレンドたちは私の性的な助けになっていました」と不倫の事実と乳児遺棄については認めていますが、販売用に精子を採集していたことは否認しています。

記事によっては『発情した40才の精子採集女が19才の愛人と1日10回もヤリまくり』とセンセーショナルに報じていました。

この裁判も、探した限りでは続報が見当たらず判決は不明です。

【出典:updates.co.zw、chronicle.co.zw、newsday.co.zw、makuhwa.co.zw、tori.ng、christianpost.com】

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