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Facebookを開いてみたら、色んな人(友達とか友達がシェアした投稿の人とか)のプロフィール写真がフランス国旗だらけになってた。

ツイッターやインスタで、prayforparisのハッシュタグが目に付く。

現時点で、パリのテロでの犠牲者は128人だと言う。

なんだろうな・・・ちょっとだけ心がざわつくのは?

わずか1か月前の10月10日、トルコの首都アンカラでテロがあって最終的には102人が犠牲になった。

1か月前だから忘れたわけではないと思うけど、Facebookのプロフィール写真がトルコ国旗だらけになった記憶はない。

prayforankaraのハッシュタグはあったのかもしれないけど、目に付かなかった。

テロを起こしたのは同じ『イスラム国』なんだけどな・・・

何が違うんだろ?

犠牲者数が102人と128人の間に決定的な壁があるんだろうか?

こういうのって『印象』の影響が大きいから、客観的なようで実は客観的ではないような気もする。

例えば、Facebookでオレはプロフィール写真がトルコ国旗になった人は一切目にしなかったが、フランス国旗になった人は多数目撃した。

友達の内訳は、日本人、タイ人、ドイツとかスイスとかオランダ、北欧のヨーロッパ人、あとフランス語圏のアフリカ各国の人たちで、アメリカ人は1~2名、フランス人はゼロ。

今、自分の直接の友達でプロフィール写真をフランス国旗にしている人をみたけど、意外と日本人タイ人のみ。

そして、自分自身がプロフィール写真をフランス国旗にしている上に、他人がプロフィール写真をフランス国旗にした人がいると「いいね」したりして、それがオレのタイムライン上にも表示されちゃったりするので想像以上にフランス国旗が目に付くようになる。

タイ人たちは、バンコクのテロの時は『Pray for Bangkok』メッセージを発信していたし、東日本大震災の時は『Pray for Japan』のメッセージを発信していたけど、トルコのアンカラでのテロには何のアクションも起こしていない。

でも、もし友達にトルコ人がいたり中東の国々の人たちがいたりしたら、オレの見るタイムラインの景色というのはもしかしたら違っていたのかもしれない。

良い悪いとかではなく、いつも「この扱いの差」に心がざわつくのだが、なんとなーく親近感なのかな?と思ったりして。

ちなみにオレはトルコには2カ月近くいたことがあって、フランスには一度も行ったことがない。

トルコに憧れていないけど、フランスに対しても何の憧れもない。

どちらにも憧れはないけど、行ったことがあるないの違いで親近感はトルコの方にある。

だから扱いの差が気になる。

だけど、一般的にはフランスの方が格上だ。

フランスは先進国だが、トルコは新興経済国。

世界都市総合ランキング(Global Power City Index)でパリは2008年から2015年まで連続で世界3位なのに対して、トルコでランキングに入っているのは31位のイスタンブールのみでアンカラなどランキング外だ。

エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネル、カルティエといった高級ブランドから連想して、シャンゼリゼ通りやエッフェル塔を要するお洒落なパリが頭に浮かぶが・・・

アンカラ・・・?

どこそれ? トルコの首都?

伸びるアイスことトルコアイスの発祥の地である、あのトルコ?

お洒落なパリがテロで破壊されたらインパクトがあるが、トルコアイスがテロで破壊されてもインパクトに欠ける。

フランスの乗り物といえばルノーや、プジョー、シトロエンが思い浮かぶが、トルコの乗り物と言われてもトルコ絨毯くらいしか思い浮かばない。

その国から連想される固有名詞の多さは、その質は別としてもその国に対する知識量の多さ、親近感の高さとも比例するとすればトルコよりフランスの方が上に来るだろう。

フランス語で「こんにちは」は「ボンジュール」と言うことを知っている人と、トルコ語で「メルハバ」と言うことを知っている人を比較したら絶対にボンジュール派が優勢だ。

フランスはサッカー強国だし、ラグビーも強い。

トルコ? 強いのはレスリングかな?たしか・・・

朝日新聞デジタルに、こんなタイトルの記事が載ってた。

『文明そのものを標的、卑劣な犯行 パリ同時多発テロ』

記事自体を読んでないので何とも言えないが・・・文明に対する攻撃はアンカラだって一緒でしょ。

ネームバリューは大きいな。

世界のパリと、アンカラの。

それだけでPray(祈って)くれる人の数が違うんだもん。

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