今日はお二方をご紹介。
バイクで朝鮮半島縦断
ニュージーランドの経済学者にしてビジネスマンでもあるガレス・モーガン氏。
2013年にバイクでロシアのマガダンからシベリアを南下して、ハサンから北朝鮮に国境越え。
朝鮮半島を縦断して、38度線をバイクで越えて韓国入り。
陸路で朝鮮半島を縦断した旅行者は、朝鮮戦争後初らしい。
実現にあたっては、北朝鮮と韓国とそれぞれから許可をとる必要があって、その交渉に非常に時間がかかったようで。
ニュージーランドと北朝鮮は国交はあるものの、大使館は置いていなくて在韓国ニュージーランド大使館が兼轄。
どんなコネを使ったか知らないけど、むちゃくちゃ金は払っただろうな・・・
2013年といえば、北朝鮮が核実験とミサイル発射を繰り返していた時期。
その後にガレス・モーガン夫妻と友達は朝鮮半島縦断を実行してるから、北朝鮮側の思惑としては孤立した国際社会に対して「安全でオープンな国ですよ」アピールの一環として広告塔としての役割を期待して許可したのかも。
まぁ、北朝鮮に行った人の体験談って所詮は虚構と真実の狭間を見てきた情報でしかないわけで、そこら辺は割り切ってみるしかないんだけど・・・
陸路国境越えにこだわりを持っている人にとっては奇跡のようなルートだ。
平壌生活ネット配信
こちらはインドネシア人で平壌在住だったジャカ・パーカー氏。
YouTubeやインスタ、ツイッターで平壌生活をアップしてた。
何者なのか?ってとこだけど・・・
このソーシャルニュースサイトに彼のインタビュー記事『Petualangan 3 tahun Jaka Parker dan keluarga di Korea Utara(インドネシア語)』が載っているけど、どうやら奥さんがインドネシア外務省で働いていて在平壌インドネシア大使館勤務になったようで、彼自身は主夫として平壌について行ったみたい。
家族であっても外交特権は有しているから、ある程度は好きに動けるようで。
平壌市内をドライブしたり、自転車で走った時の風景をGoProで撮ってアップしてるので、旅行に行くだけでは分からない平壌の様子を知ることができる。
動画を一本アップするのに2時間かかるみたいで、ネット環境はあまりよくないみたいだ。
ただ、外国人居住区に限ってインターネット接続設備があるようでYouTubeでもツイッターでもスカイプでも無料で使えるそうだけど。
こういう情報は旅行に行ったくらいじゃ分からないので、住んでいる人からの情報というのは貴重。
娘たちを平壌の外国人用幼稚園に入れてるんだけど、将軍様を讃える歌を覚えて帰ってくるとかw
あと、平壌郊外に出る場合は事前申請が必要で、必ず北朝鮮人を同伴しないといけないとか。
あの国は忠誠心によって住める地域が決まってるので、最も体制に従順な人しか住んでいない平壌市内で外国人に好きに動き回られたところで特に困らないけど、地方はイヤなんだろうな。