ソマリランドの行き方

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自称国家ソマリランド共和国

元々は行く予定がなかった場所だが、せっかくなので退職記念に行ってみた。

『リアル北斗の拳』と呼ばれていたソマリア内にあるので恐ろしい場所に思われることが多いが、実質的には全く別の国と思ってもらった方がいい。

By Ingoman(James Dahl), Public Domain, wikimedia

ざっくり言うと、ソマリアは3つに分けられる。

首都モガディシュがある南部のソマリア、勝手に独立を宣言した中北部のプントランド、これまた勝手に独立を宣言した北西部のソマリランド

ソマリランドは、モガディシュから一番遠い場所にある。

行き方

ソマリランドに行くには、陸路と空路と海路の方法がある。

どの方法で行っても国境でビザが取れるらしい(少なくとも陸路では取れた)。

一応、 ソマリランド内務省入国管理局http://www.slimmigration.com/Visa.html)のサイトにはそう書いてある。

海路

定期船がないだろうから、船をヒッチして行くことになるはずだ。

多分、サウジアラビア、オマーン、UAE辺りと貿易が活発そうだが、旅行者が使うとすればイエメンから乗るのが無難だろう。

知り合いが昔、ソマリランドのベルベラから船をヒッチしてイエメンのアデンに行っていたから、逆ルートも当然あるはず。

空路

ハルゲイサ国際空港(HGA)着になるが外国キャリアだとエチオピア航空がアジスアベバとの間に定期便を就航させている。

ちなみに・・・片道3万円ちょっと。

他にはケニアのアフリカン・エキスプレス航空が、ナイロビ発モガディシュ経由ハルゲイサ行のフライトを飛ばしている。

これに乗ればソマリアの首都モガディシュも機内から眺められるはずだ。

ソマリアの航空会社もある。

ダーロ航空は、自社サイトには『ジブチ共和国のナショナルキャリア』などと謳っているが、DAALLOという名前からしてソマリ語だし元々ソマリアの航空会社だ。

ソマリアがあんな国なので、本社はドバイに、ハブ空港をジブチ共和国にしている。

ドバイからハルゲイサまで片道2万円くらいから。

【追記】2016年2月2日、ダーロ航空D3159便が飛行中に爆発し機体に穴が開いたため緊急着陸。負傷者2名を出している。

ジュッバ航空は、ソマリアの会社だが本社はナイロビにある。

ドバイからハルゲイサまで片道3万円ほど。

ナイロビから、モガディシュ経由で行くフライトもある。

陸路

エチオピアから入るルートと、ジブチから入るルートの2通り。

同じソマリア内で隣接するプントランドとは『国境紛争』を抱えていて、偶に軍事衝突も起こっているので、陸路でプントランドを抜けてソマリアに行くのはムリだ。

By Drieakko, Public Domain, wikimedia

赤い線が、プントランドの主張する国境線。
黄色い線が、ソマリランドの主張する国境線。
この赤い線と黄色い線の間に、これまた勝手に独立宣言をしたことがあるマーヒル国ノースランド国がある。

ちなみに、地図上でLaascaanoodと書かれている町はソマリランドの支配下にあるが・・・外国人は近づけないだろう。

そんなわけで、陸路で行く場合はジブチから行く方法とエチオピアから行く方法しかないのだが、ジブチからソマリランドの首都ハルゲイサまでは悪路なので四駆で2日かかるらしい。

エチオピアからなら、国境からハルゲイサまで2時間

行ってみて分かったことだが・・・ただただ砂漠が広がる国で、あんなところを陸路で長距離移動は相当しんどいはず。

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