映画4本

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    JUGEMテーマ:映画

     

     

    映画鑑賞が趣味じゃないけど、たまに映画を観に行く。

     

     

    以前ブログ『次世代の映画の中心地を考える』でも書いたワカリウッド映画ばかり観ているわけではないのだ。

     

     

    ちゃんとした映画だって観るぞ。

     

     

    去年の年末あたりから何本か観たのでそれについて。

     

     

    まずは、これ。

     

     

    『みかんの丘』(2013年、エストニア・グルジア合作)

     

     

    第87回アカデミー賞の外国語映画部門にノミネートされたザザ・ウルシャゼ監督の作品。

     

     

    内容は・・・

     

    ジョージア(グルジア)のアブハジア自治共和国でみかん栽培をするエストニア人の集落。ジョージアとアブハジア間に紛争が勃発し、多くの人は帰国したが、イヴォとマルガスは残っている。マルガスはみかんの収穫が気になるからだが、みかんの木箱作りのイヴォは本当の理由を語らない。ある日、彼らは戦闘で傷ついた二人の兵士を自宅で介抱することになる。ひとりはアブハジアを支援するチェチェン兵アハメド、もうひとりはジョージア兵ニカで敵同士だった。彼らは互いに同じ家に敵兵がいることを知って、殺意に燃えるが、イヴォが家の中では戦わせないというと、家主が力を持つコーカサス人のしきたりに則り、兵士たちは約束する。数日後、アブハジアを事実上支援するロシアの小隊がやってきて‥。(映画.com)

     

    これが劇場予告動画。

     

     

    決して明るい映画ではないが、暗すぎる映画でもない。

     

     

    ロケ地って1カ所だけなんじゃねーの?って思うくらい動きがない(シーンのほとんどは家の中という・・・)。

     

     

    確実に低予算で作られてるであろうけど、しんみりとだけどグッとくる良い映画で個人的には好きな部類。

     

     

    ただ・・・

     

     

    登場する人(民族)の相関図が若干ややこしいという難点が。

     

     

    映画の舞台はグルジア内のアブハジアというところ。

     

     

    グルジアからの独立を目的に起こったアブハジア紛争の時期のお話。

     

     

    主人公はアブハジアに住むエストニア人

     

     

    そこにグルジア人チェチェン人ロシア人が登場する。アブハジアが舞台なのに肝心のアブハズ人は出てこないけど。

     

     

    民族だけじゃなく、グルジア人はキリスト教徒、チェチェン人はイスラーム教徒という宗教の違いの対比もさせたくて、あえてグルジア人 vs ロシア人じゃなくグルジア人 vs チェチェン人という設定にしたのかも。

     

     

    あの辺りに行ったことがあるとか、興味を持ってて調べたことがある人ならともかく、なーんの知識もなくみると登場人物がただ敵味方という理解にしかならないからちょっともったいないかも。

     

     

     

    『หลับตาฝัน ถึงชื่อเธอ(目を閉じてあなたの名を夢みる)』(2016年、日本)

     

     

    はい、『君の名は。』です。

     

     

    タイで観たんだけど、タイのタイトルは長い!!

     

     

    もちろん、観たのは吹き替えじゃなくてタイ語字幕。

     

     

    だって、ふたりして「君の名は・・・」って言う台詞が吹き替えになっててタイ語だったらイヤでしょ?

     

     

    三葉:「チューコーンカオ・・・」

     

    瀧:「チューコーンター・・・」

     

     

    チューコーンチューコーン言ってんじゃねーよっ!!ってなっちゃいますからね。

     

     

    ちなみにこの映画、タイでは日本映画興収1位を記録。

     

     

    聖地巡礼ツアーも企画され、20万円と60万円のツアーでは東京・岐阜・長野の他に青ヶ島も訪れるらしい。

     

     

    ツアーで青ヶ島とか・・・スケジュール通りに行けるか&帰れるかはお天気次第でほぼ神頼みの島なのに!?

     

     

     

    『湾生回家』(2015年、台湾)

     

     

    最近、プロデューサーが経歴詐称で話題になってとんだケチがついちゃったドキュメンタリー映画。

     

     

    内容は・・・

     

    戦前の台湾で生まれ育った日本人を指す「湾生」たちが、故郷である台湾に里帰りし、懐かしい人びとを訪ねるドキュメンタリー。1895年の下関条約締結から、終戦の1945年まで、日本の統治下にあった台湾。この時代に公務員や企業の駐在員、移民として海を渡った農業従事者などが日本から台湾へと移り住んだ。彼らの大半は日本の敗戦後、中華民国の方針により、日本本土に強制送還された。その数は50万人にもおよび、そのうち、台湾で生まれ育った「湾生」は約20万人といわれている。戦後70年で高齢化した「湾生」たちが、日本から生まれ故郷の台湾の地を訪れる姿を追い、彼らの人生、引揚者の思いが描かれる。本作は台湾のアカデミー賞ともいわれる金馬奨で最優秀ドキュメンタリー作品にノミネート、大阪アジアン映画祭2016で観客賞を受賞。(映画.com)

     

    これが劇場予告動画。

     

     

    自分でもビックリするくらい望郷意識が薄いオレ。

     

     

    もちろん、生まれ育った土地への愛着心はあるんだけど・・・この映画に出てくる台湾に対してゴリゴリの望郷の念を抱く日本人のおじいちゃん・おばあちゃんをみて正直「他人の望郷の念ってこんなに強いもんなんだ」と関心しちゃった。

     

     

    すごく理解は出来るんだけど、共感は出来ない自分がいたりして。映画自体には感動したけど。

     

     

    まぁ、想い出の中でも自分の中で一番美化されてる時とか、自己アイデンティティが形成された時に住んでいた土地に特に強い思い入れが出ちゃうんだろうな。

     

     

    ドキュメンタリー映画としては異例のヒットを台湾で記録したらしいけど、分かる気がする。

     

     

    やっぱり外国人である日本人が台湾のことをこれほどずっと思ってくれているというのは純粋にうれしいだろうからな。

     

     

    ちなみに・・・

     

     

    何年か前に死んじゃったけど、オレのおばあちゃんも台北出身だったから湾生といえば湾生なのか? ひいおじいちゃんが役人として台北に駐在してた関係らしいから、移住組ではなかったみたいだけど。

     

     

    台湾に思い入れがある感じは全然なかったけどな。

     

     

     

    『太陽の下で』(2015年、チェコ・ロシア・ドイツ・ラトビア・北朝鮮合作)

     

     

    先週から劇場公開してる映画。

     

     

    内容は・・・

     

    北朝鮮政府によって演出された「庶民の日常生活」の裏側を暴き、当局による検閲を受ける前にフィルムを外部へ持ち出すなど、さまざまな危険を冒して完成したドキュメンタリー。模範労働者の両親とともに平壌で暮らす8才のジンミ一家を通し、ロシアの撮影スタッフが庶民の日常を切り取るドキュメンタリー撮影のはずが、北朝鮮側の監督のOKが出るまで一家は繰り返し演技を強いられた。高級な住まい、親の職業、クラスメイトとジンミの会話、そのすべてが理想の家族のイメージを作り上げるために北朝鮮政府が仕組んだシナリオだったのだ。スタッフは、「真実を暴く」ことに撮影の目的を切りかえ、カメラの録画スイッチを入れたまま、隠し撮りを敢行する。北朝鮮からの要請で、ロシア政府はモスクワ・ドキュメンタリー映画祭の会長を務めるビタリー・マンスキー監督への非難声明と上映禁止を発表。しかし、韓国、アメリカ、ドイツなど20都市以上で上映された。(映画.com)

     

    これが劇場予告動画。

     

     

    ちょっと中だるみを感じた映画。

     

     

    ドキュメンタリー映画を撮るために北朝鮮に行ったロシアの映画スタッフだが、全部がやらせ(演技)で、北朝鮮のおっさんが「アクション!」とか言ってるのをそのまま流してプロパガンダ映画になっていく過程を見せるドキュメンタリー。

     

     

    つまりプロパガンダ映画を作ってる舞台裏が垣間見れるだけの映画。

     

     

    登場する北朝鮮人が“役”で言葉を発することはあっても、“素”の時に自分の感情を言葉にして発するシーンはひとつもない。

     

     

    例えば、何ページもある台本を読み込む主人公のお父さんとお母さんが映されるけど、「長いな」とか「難しいな」とか自分の思ったことを口に出して言うことは一切ない。

     

     

    もしかしたら全てを最後の主人公の女の子の涙に凝縮させるための監督の演出なのかもしれないけど、

     

     

    もし本当に自分の感情を一切口に出さない社会だったら、それはそれで恐ろしい気もするけど・・・どっちなんだろ?

     

     

    「真実を暴く」ってことの受け止め方だけど、主人公家族が本当はどんな生活をしていてどんな会話をしているのか?という真の姿って意味での「真実」は一切映し出されない。ただ、台本を読んで演技をしている「真実」が分かるというだけ。

     

     

    興味があったら観てもいいかもしれないけど、観るべき映画とまでは思わなかったなー

     


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